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2015年12月2日水曜日

OpenSees Basic Examples (E4: 鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析) 外力としての地震波の設定 2



OpenSees Basic Examples (E3:鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析) 解説(地震加速度データについて)
での、ARL360.at2 ファイルを変換して、地震データとして読み込ませる方法です。

最初に、
record というシンボルに”ARL360” という文字列をセットします。

# Set some parameters
set record ARL360


次に、変換を行うための
proc ReadRecord {inFilename outFilename dt nPts}
プログラムが格納されているtcl スクリプトファイル ReadRecord.tcl を
ソースとして読み込ませます。

# Source in TCL proc to read PEER SMD record
source ReadRecord.tcl


ReadRecord ( ) を動作させます

# Permform the conversion from SMD record to OpenSees record
#              inFile     outFile dt
ReadRecord $record.at2 $record.dat dt nPts

ここで、


NPTS は number of points で、このファイルに入っている地震加速度データの総数です。
DT は delta time で、地震の測定された加速度データの測定間隔⊿t です。

$record には ”ARL360” という文字列 が入っているので
入力ファイルは ARL360.at2、 出力ファイルは、ARL360.dat
と、なります。


出力した ARL360.dat を 地震加速度データとして、取り扱うために、
timeSeries コマンドを使用します。
このコマンドについての説明は、ここ。 ( または「OpenSeesコマンド集」を参照してください )
入力したデータの間隔が いつも一定時間の場合は、このコマンドを使用します。

timeSeries Path [タグ番号] -dt [測定間隔] -filePath[入力ファイル] -factor [入力したデータに掛けるデータ]


# Set time series to be passed to uniform excitation
timeSeries Path 1 -filePath $record.dat -dt $dt -factor $g

ここで、
-dt には、dt の値 (0.02sec)
-factor には、重力加速度 g 386.4
が入ります。
これは、ARL360.datのデータが重力加速度に対しての比率として入っている為
地震波の加速度は、このデータと重力加速度の積となるためです。
このコマンドは tag 1 として考えます。

次に、実際にOpenSeesとして動作するときに、加速度として読み込ませるため、

UniformExcitation [タグ番号] [読み込ませる軸方向] -accel [データのあるタグ番号]
# Create UniformExcitation load pattern
#                         tag dir 
pattern UniformExcitation  2   1  -accel 1

ここでは1:X軸方向に読み込むように指示しています。
( 「OpenSeesコマンド集」を参照してください )

レ 次に加速度データの入力に対する減衰方法について定義します。
   ここではレイリー減衰を使用します

rayleigh [$alphaM] [$betaK] [$betaKinit] [$betaKcomm]

# set the rayleigh damping factors for nodes & elements
rayleigh 0.0 0.0 0.0 0.000625

これについての説明は、OpenSeesのコマンドはここ、 Blog内では ここ を参照してください。
( または「OpenSeesコマンド集」を参照してください )

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