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2015年11月18日水曜日

OpenSees Basic Examples (E2:鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析) 解説 (外力としての地震波の設定 1)



1) Model, Node(節点)の設定
2) 部材の定義
3) Element(要素)の設定

についての説明は、
OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム 重力の柱軸力のみを作用させた解析) 解説(節点、要素、部材の定義)
と、同じです。

また、外力としての重力の設定についても、
OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム 重力の柱軸力のみを作用させた解析) 解説(外力、解析の設定)
と同じものを使用するため、

OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム :重力の柱軸力のみを作用させた解析) コマンドのサマリ

で作成した
RCF-G.tcl
ファイルをソースとして読み込みます。
また、実際に「鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析」のtdlコマンドをOpenSeesで動作させたとき、「鉄筋コンクリート門型フレーム重力荷重解析」は、
source RCF-G.tcl
のラインが実行されると終了するので、
 "Gravity Analysis Completed"
と、画面に表示するようにしています。

さらに、loadConst コマンドにより、解析する時間をリセットします。


#Reinforced Concrete Frame Earthquake Analysis

# Do operations of RCFrameGravity by sourcing in the tcl file
source RCF-G.tcl

# Set the gravity loads to be constant & reset the time in the domain
loadConst -time 0.0




4) 外力としての地震波の設定
最初に、必要となる定数、値などを、定義します。

まずは重力加速度 g として 386.4
次に、Node3, 4における質量 m として、 180/386.4

このm は、 source RCF-G.tcl で定義されている P (重力加速度による力としての 180kip) に 重力加速度 g をわることよって、質量を算出しています。


# Define nodal mass in terms of axial load on columns
set g 386.4
set m [expr $P/$g];       # expr command to evaluate an expression


ここで expr は、mにセットする計算を P/g でtclコマンドとして計算を行います、という意味です。

次に Node3, 4 に対して 質量の定義を行います。

mass [ nodeの番号 ] [ uの質量]  [ vの質量]  θ回転慣性質量] 

#    tag   MX   MY   RZ
mass  3    $m   $m    0
mass  4    $m   $m    0


次に 地震加速度を外力として設定します。
データはPEERの Ground Motion Database から、ARL360.at2 ファイルを使用します。
これは、1994/1/17にカルフォルニアのアリータという場所で起きた実際の地震 のデータです。

ダウンロードの仕方は、
OpenSeesで紹介されているサンプルで使用するtclスクリプトやデータの取得方法
を参照してください。


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OpenSees Basic Examples (鉄筋コンクリート門型フレーム 地震波を作用させた解析) 解説(地震加速度データについて)

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